異物検査
食品や農産物、製品等の製造工程で混入した毛髪や金属等の異物を検査・分析。混入経路などの割り出しに役立ちます。
食品・製品等の中から見つかった異物が何であるのかの検査
異物が生物片(植物・動物)だった場合、生物種DNAとの比較検査が可能
※異味・異臭・変色・汚れ等に関しての検査は受け付けておりません。
検査の特徴
point1
スクリーニング検査の結果を2営業日内にご報告可能。
検査方法について
スクリーニング検査
- お客様から頂いた異物検体を、迅速・簡易に検査・報告
- 15項目のいずれに分類されるかのご報告
(例:「金属である」「樹脂である」といったレベルの報告) - 報告書に異物の写真を3枚掲載
- 異物に応じた検査(外観検査・顕微鏡検査・物性検査・呈色試験・燃焼試験・溶解性試験 等)を実施
スクリーニング検査分類一覧
| No. | 項目 | 二次検査 |
|---|---|---|
| 1 | 金属類 | ○ |
| 2 | 樹脂類(ナイロン素材・ビニル素材等 含む) | ○ |
| 3 | ゴム類 | ○ |
| 4 | 毛髪(獣毛 又は 人毛) | ○ |
| 5 | ムシ(昆虫類・多足類・クモ類 等) | ○ |
| 6 | 生物片(植物・動物)※ムシ及び真菌・細菌類は除く | ○ |
| 7 | 真菌類(カビ・酵母) | ○ |
| 8 | ガラス 又は 透明鉱石 | × |
| 9 | 食品成分(糖質・蛋白質・デンプン質 等) | × |
| 10 | 骨・貝殻・卵殻 | × |
| 11 | 植物性繊維 | × |
| 12 | 植物組織由来物(紙・木片 等) | × |
| 13 | 石(鉱物・粘土・土など) | × |
| 14 | 炭化物 | × |
| 15 | 不明 ※上記14項目に該当しないもの | × |
個別検査
スクリーニング検査にて分類1〜7に該当した異物の、より詳細な検査
| No. | 項目 |
|---|---|
| 1:金属類 | 検査にはEPMA(電子線マイクロアナライザー)という機器を使用いたします。 結果報告書には、異物検体に含まれる元素名とその割合を記載するとともに、電子顕微鏡による異物表面画像を記載させていただきます。 ※対照品との比較検査も可能です。 |
| 2:樹脂類 | 検査にはFT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)という機器を使用いたします。 結果報告書には、異物検体のIRスペクトル(波形)を記載するとともに、近似樹脂類とのIRスペクトル比較を記載するとともに、IRスペクトル近似樹脂名を記載いたします。 ※対照品との比較検査も可能です。 |
| 3:ゴム類 | 検査にはFT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)という機器を使用いたします。 結果報告書には、異物検体のIRスペクトル(波形)を記載するとともに、近似ゴム類とのIRスペクトル比較を記載するとともに、IRスペクトル近似ゴム名を記載いたします。 |
| 4:毛髪 | 検査はスンプ法及び顕微鏡観察で行います。 結果報告書には、毛根・毛先・髄質・小皮紋理・外観など、検体の詳細画像を記載し、人毛であるのか動物毛であるのかをご報告いたします。 |
| 5:ムシ | 専門家による形態識別同定検査とDNA系統解析による生物種同定検査の2種類があります。 この検査で明らかになることは、検体がどの目・科・属に分類されるのかということです。検体の種類や状態によって分類可能範囲(目・科・属)が異なります。 形態識別同定検査の結果報告書には、検体の同定結果を記載するとともに、補足説明として検体に関する情報(食性や生活様式)を記載いたします。 ※生物種同定検査の結果報告書には検体に関する情報(食性や生活様式)の記載はございません。又、検査の性質上、試料の一部を破壊しての検査となりますので、非破壊での検査をご希望の場合には形態識別同定検査をお勧めいたします。 |
| 6:生物片 | この検査では、異物検体のDNAとNCBIデータベースに登録されている生物種DNAとの比較を行います。この検査で明らかになることは、異物検体のDNA(塩基配列)がデータベース上のどの生物種と一致するのかということです。 結果報告書には、異物検体を含むDNA系統解析図を記載するとともに、塩基配列が一致した生物種名を記載いたします。 ※対照生物との比較検査は行っておりません。 |
| 7:真菌類 (カビ、酵母) |
この検査では、異物検体由来の真菌と自社データベースに登録されている真菌DNAとの比較を行い、種を報告します。 同定された種についての詳細な説明は行っておりませんが、食中毒菌や食品変性菌など食品に関連する主要な菌(酵母12属、真菌36属)については、属レベルでの分類学的特徴や食品の変性例、食中毒例などの情報を添付いたします。 |
検査機器写真
赤外線スペクトル分析装置(FT-IR)
最も代表的な固形有機物分析法です。物質に赤外線を照射すると、その構成原子または原子団の種類により吸収される固有の光があり、測定データとデータベースを比較します。
電子線マイクロアナライザ(EPMA)
電子線を試料に照射し、試料から出てくる電子線やX線を解析することにより、試料表面の観察及び成分やその分布状態を分析する装置です。
DNAシーケンサー
検査に必要な遺伝子の情報(DNAの塩基配列)を自動的に読み取るための装置です。
デジタルマイクロスコープ
高画質であり深度合成も行なえるため、撮影時の試料破壊を最小限に抑えることが可能です。
特に、複雑な立体構造試料(ムシ等)の撮影には最適です。