クレーム品の微生物検査
微生物が原因と考えられる異味・異臭・変色などのクレーム品に対して、微生物種を検査します。
DNA解析によるクレーム品の微生物種(細菌、真菌など)の同定
- 検査可能形態:食品、工業製品、シャーレ上のコロニー、キノコ 等
検査の特徴
- 食品混入異物 → スクリーニング検査 → 個別検査
- クレーム品(異味・異臭・変色) → 微生物同定検査
微生物が原因と考えられる異味・異臭・変色などのクレーム品に対して、微生物種を調べる検査は、安全性評価・原因究明に有効です。標準寒天培地により増殖した菌の中から、ご指定いただいた菌株ごとに種を調べます。ダイレクトシーケンス法に基づく塩基配列解読を行い、当社独自のデータベースと比較して、菌の種を推定します。
主な食品関連微生物に該当した場合、その菌の食品汚染事例などについての報告書も添付いたします。該当しない場合は、微生物名のみの報告となります。
事例紹介
検査事例の一部をご紹介いたします。依頼される場合の参考情報としてご利用下さい。
レトルト食品が変色しており、カビが確認された。
『種』の同定に至り、自然界に広く存在するカビであった。
穀類が変色しており、カビのようなものが見える。
カビが検出され、変色の原因となりそうな『種』であることがわかった。
海産物製品の表面にカビが確認された。カビの『種』を知りたい。
『属』の同定にとどまったが、ごく普通に見られるカビであることがわかった。
保管していた工業製品にカビが生えている。何のカビか知りたい。
好湿性の常在菌であることがわかった。
醸造製品中に黒いねっとりした塊が認められた。
醸造環境で繁殖可能な菌であることがわかった。
※異臭・異味・変色原因の特定は行っておりません。
※毒性・安全性の評価は行っておりません。
検査方法について
- 検査項目:微生物/細菌・真菌(キノコを含む)等
- 検査方法:遺伝子解析による微生物の迅速同定法(第十五改正日本薬局方 参考情報4:準用)
- 解析部位/細菌:16S rRNA遺伝子の部分塩基配列(約500塩基)※
- 解析部位/真菌:26/28S rRNA遺伝子D2領域(約300塩基)
18S rRNAと5.8S rRNA間のスペーサー領域(ITS1)(約150〜300塩基) - 使用データベース:自社データベース、DDBJ/EMBL/GenBankが提供するデータベース
※16S rRNA遺伝子の全長解析(約1,500塩基)をご希望の場合は、別途お問い合わせ下さい。
ご留意点
- 臨床検査目的での検査は行っておりません。
- 病原性を有する可能性のある微生物の受け入れは行っておりません。
- 受託可能な試料は、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(カルタヘナ法)におけるP1レベルの試料に限ります。
- 極度に菌体量が少ない場合、解析結果が得られないことがございます。
- 他菌種の混在、ユニバーサルプライマーの不適合、PCR阻害物質の存在等のサンプル不良及びその他理由により検査不能となった場合は実費10,000円のご請求となりますので、予めご了承下さい。
- 微生物が死滅している場合や、培養が困難な菌である場合は、純粋培養が困難となりますので、検査ができない場合があります。
- 同定された種についての詳細な説明、毒性・有害性の評価などは行っておりませんので、予めご了承下さい。
- 純粋培養株の場合は直接、微生物同定検査に進捗いたします。純度に不安がある場合は、単離・培養をご指定下さい。
- 試験の結果、種によっては推定菌種を列記する場合や属・種の特定ができない場合がございます。
- 形態観察は行っておりませんので、テレオモルフ(有性時代)とアナモルフ(無性時代)の判別は行いません。
- 簡易同定分析は遺伝子工学的手法を用いた簡易同定であり、本来の同定結果とは異なる場合がありますので、予めご了承下さい。
- ご依頼の前に、検査業務規約をご確認下さい。
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