魚種判別検査
試料のDNAとデータベースとを照合し、魚種のガイドラインで示された正式名称をご報告します。
- 2008/05/19不明な魚の種類を遺伝子レベルで同定する「魚種判別検査」を開始いたしました!
検査・分析内容
- 表示原料魚種の確認
- 製品の表示魚種の確認
| 検査可能品種 | マグロ、マイワシ、マダイ、サケ、マダラ 等 |
| 検査可能形態 | 鮮魚、加工食品※ 等 |
- ※複数種が混合したものや、DNAの劣化が激しい場合は検査不能となります。魚種の名称のガイドライン(水産庁『魚介類の名称のガイドラインについて(PDF)』)で示された正式名称をご報告します。
検査可能魚種リスト
検査可能な魚種に関しては、以下のリンク先でご確認下さい。
- 検査可能魚種リスト(国内流通魚類・海外漁場魚類および外来種)
検査・分析の特徴
-
point1試料のDNAとNCBIデータベースとを照合するため、魚種名が不明であっても特定いたします。
- ※データベースに登録されていない魚種もあり、その場合は、最も近縁な種を報告させていただきます。
- point2加工魚肉製品中に使用されている魚種の判別用として、製品の品質検査にご利用いただけます。
- ※複数種が混合したものや、DNAの劣化が激しい場合は検査不能となります。
検査・分析の特徴
以下のご要望以外にも、様々な魚種に対応しております。
詳しくは、検査可能魚種リストを確認いただくか、お問い合わせください。

マグロの系統樹
1.鮪(マグロ)の種を調べたい
以下の5種のいずれであるか判別可能です。(種によっては、産地が推定可能です。)
| 標準和名 | 一般名称 | 使用しないことと する名称 |
学名 |
|---|---|---|---|
| クロマグロ | ホンマグロ | − | Thunnus thynnus |
| ミナミマグロ | インドマグロ | − | Thunnus maccoyii |
| メバチ | バチマグロ メバチマグロ |
− | Thunnus obesus |
| キハダ | キハダマグロ | − | Thunnus albacares |
| ビンナガ | ビンチョウ ビンナガマグロ |
− | Thunnus alalunga |
2.鯛(タイ)の種を調べたい
以下の6種のいずれであるか判別可能です。
| 標準和名 | 一般名称 | 使用しないことと する名称 |
学名 |
|---|---|---|---|
| マダイ | − | − | Pagrus major |
| チダイ | − | − | Evynnis japonica |
| キダイ | レンコダイ | − | Dentex tumifrons |
| ゴウシュウマダイ | マダイ | − | Pagrus auratus |
| ヨーロッパマダイ | マダイ | − | Pagrus pagrus |
| クロダイ | − | − | Acanthopagrus schlegelii |
3.鱸(スズキ)の種を調べたい
以下の3種のいずれであるか判別可能です。(種によっては、養殖、輸入品が推定可能です。)
| 標準和名 | 一般名称 | 使用しないことと する名称 |
学名 |
|---|---|---|---|
| スズキ | − | − | Lateolabrax japonicus |
| タイリクスズキ※1 | − | − | Lateolabrax sp. |
| ナイルアカメ※2 | ナイルパーチ | スズキ、シロスズキ | Lates niloticus |
- ※1国内養殖のスズキはすべてタイリクスズキです。
- ※2スズキの代用品として輸入されています。
4.鰺(アジ)の種を調べたい
以下の3種のいずれであるか判別可能です。(種によっては、輸入品かどうか推定可能です。)
| 標準和名 | 一般名称 | 使用しないことと する名称 |
学名 |
|---|---|---|---|
| マアジ※1 | − | − | Trachurus japonicus |
| ニシマアジ※2 | アジ | − | Trachurus trachurus |
| シマアジ | − | − | Pseudocaranx dentex |
- ※1マアジは日本近海に生息する魚です。
- ※2ヨーロッパからの輸入アジの約7割を占めます。
5.鯖(サバ)の種を調べたい
以下の5種のいずれであるか判別可能です。(種によっては、産地が推定可能です。)
| 標準和名 | 一般名称 | 使用しないことと する名称 |
学名 |
|---|---|---|---|
| マサバ | − | − | Scomber japonicus |
| ゴマサバ | − | − | Scomber australasicus |
| タイセイヨウサバ※1 | ノルウェーサバ、 サバ |
− | Scomber scombrus |
- ※1ヨーロッパからの輸入品のほとんどがタイセイヨウサバです。
6.鮭(サケ)・鱒(マス)の種を調べたい
以下の9種のいずれであるか判別可能です。
| 標準和名 | 一般名称 | 使用しないことと する名称 |
学名 |
|---|---|---|---|
| ニジマス(降海型) | スチールヘッド トラウト、 サーモントラウト、 スチールヘッド |
− | Oncorhynchus mykiss |
| タイセイヨウサケ | アトランティック サーモン |
− | Salmo salar |
| ベニザケ | ヒメマス | − | Oncorhynchus nerka |
| ギンザケ | − | − | Oncorhynchus kisutch |
| サケ | シロサケ、 アキサケ、 アキアジ |
− | Oncorhynchus keta |
| マスノスケ | キングサーモン | − | Oncorhynchus tschawytscha |
| ヤマトカマス | − | − | Sphyraena japonica |
| ニジマス | − | − | Oncorhynchus mykiss |
| アカカマス | − | − | Sphyraena pinguis |
検査について
平成11年のJAS法の改正により、平成12年7月から、生鮮食品については、「名称」及び「原産地」、加工食品については、「名称」及び「原材料名」を記載することが義務付けられました。
魚介類については、平成15年3月より「魚種の名称のガイドライン」が運用されており、ガイドラインに従って、消費者に誤認を与えないように標準和名(もしくは一般的名称)を使用することが定められております。
- ※この魚種判別検査では、数百塩基の配列を解析し、どの魚の配列と一致するのか確認します。塩基配列をもとに作成した系統樹は下記のようになります。それぞれの枝が魚種に対応しており、枝の距離が配列の近縁関係を示しています。
魚種判別検査報告書見本/系統樹
(PDF:901Kb)